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孤高の天才・木多 康昭

新連載を開始するたびに「待ってました!」という声が多々起こる漫画家。
そしてその期待を裏切らず、常にマイペースを保ち続けている漫画家。
その名は木多 康昭(あえて敬称略

「幕張」「泣くようぐいす」「平成義民伝説 代表人」「喧嘩商売」の作者さんです。
「幕張」は、男性漫画ファンの方はほぼご存知なのではないでしょうか。
『孤高の天才』という称号がピッタリの漫画家さんです。

あらゆる漫画からのパクリパロディネタ
打ち切りを恐れないブラックユーモア
さらに青年誌に移ってからもう止まらなくなった全開の下ネタ
本人の許可を取っていない暴露ネタ


笑い殺す気か木多wwwwwwwww


幅広〜く漫画を読んでらっしゃる方、ニヒルな笑いがおわかりになる方には
持ってこいの作家さんじゃなかろうか。



「幕張」(連載誌:週間少年ジャンプ)の登場は、
その当時、良くも悪くもあらゆるところで波紋を呼びました。
ジャンプ出た次の日は「幕張見た?見た?」と、私の周囲でもいろんな意味で大人気でした。
「オッス!オラ悟空!オラ腹減ったオラ腹減ったオラ腹減った・・・」とループし続ける
アノ人形を、実際に販売して欲しかったですwww

幕張 1 (1)
幕張 1 (1)


そんでしばらくして打ち切りになってしまい、心の底から残念がっていたら
「泣くようぐいす」(連載誌:週間少年マガジン)で見事復活。
「幕張」時代は連載誌のジャンプからのパロディに限っていたのですが、
この作品では連載誌に限らず、ライバル誌やら青年誌やらいろッんなところからパロッてました。
やwwwりwwwすwwwぎwww
第一話の始まりがいきなり「寄生獣」のパロだったので死ぬほど笑いました。

泣くようぐいす (1) (少年マガジンコミックス)
泣くようぐいす (1) (少年マガジンコミックス)



だがこちらも最終的に打ち切りとなってしまい、またもや残念がっていたら
数年後、ふと立ち寄った本屋で「喧嘩商売」(週間ヤングマガジンで連載中)を発見。
うおー木多の漫画やん!そっかぁ今は青年誌で描いてるんやー!と速攻単行本買いました。

喧嘩商売 1 (1) (ヤングマガジンコミックス)
喧嘩商売 1 (1) (ヤングマガジンコミックス)



青年誌なので下ネタも大人ネタも十分OKなんですけれども





アンタいきなりしまぶー出したのかよwwwwwwwしかも女子高生ハンターってやめれwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

※しまぶー→島袋光年:「世紀末リーダー伝たけし」の作者。詳しくはググってみましょう。
 ちなみに島袋氏は木多氏と仲良しという事もあり、自身をネタにされる事を快くOKしています。



「木多康昭に反省なし!」
「描く漫画家が悪いのか?それとも載せる編集部が悪いのか?木多康昭についてまわる永遠の論争についに終止符が!?」

のように、帯も文句も逸脱してますwww



「喧嘩商売」になってからは大きな話の脱線も無く、ストーリーも
なかなかおもしろいので、順調に連載が続いているみたいです。
単行本での描き下ろし(という名の木多康昭の心の叫び)は、人気が高く、
この描き下ろしが読みたいがために単行本を買われている方も少なくないです。


いろいろ叩かれたりもされがちな作家さんですが、
漫画を読んでてわかることは、三度の飯より漫画が大好きだという事と、
意外にも(?)いろんなことを真面目に考えている方だという事です。
おもしろおかしくパロってるだけでなく、それを通して今の漫画制作現場への批判・
社会に対する痛烈な批判など、木多康昭のメッセージが多々見られる場面もあります。
いい意味で、読み手の気持ちを無視して思いっきり自分を出しているので、
この人のスタイルにはちょっと憧れます。


もちろん「漫画がおもしろい」という前提でイノウエのまとめを書きますが、
帯も文句からもお分かりのように漫画が注目されているというよりも、
漫画を通して見える作者自身が注目されているという、
珍しいケースでの人気も誇っている漫画家さん
だと思います。
久米田 康治氏(「さよなら絶望先生」など)も、こういうタイプの漫画家さんになるのかも。


しかしこの人はホント懲りないというか何というかwww
昔から変わらぬこの『木田節』は、
これから先もずっと変わることはないと思います。

『孤高の天才』は、今でもやっぱり『孤高の天才』でした。
ただ、もう4度目の打ち切りはナシにしてくださいね☆




※「平成義民伝説 代表人」は「喧嘩商売」の前に連載されていた漫画なのですが
 恥ずかしながらイノウエは読んだ事がないので、これに関するお話ははぶいています。


あなたの秘密は何ですか?「秘密〜トップ・シークレット〜」

なんか見たことある名前と絵だな〜と思ってたら「月の子」の作者さんだったんですね。
読んだ事はなかったのですが、キレイな絵と惹きつけられるタイトルで記憶に残ってました。

というわけで、読んでみました
清水玲子氏「秘密〜トップ・シークレット〜

秘密―トップ・シークレット (1) (Jets comics (234))
秘密―トップ・シークレット (1) (Jets comics (234))



簡単に概要を説明すると、
生前の脳が記憶している『視覚』を映像を再現する、MRIスキャナーを使った捜査で
事件の真相を追究していくというお話です。
そして、一貫しているテーマは、タイトルの「秘密」。
うん。ものっすごい簡単でゴメン。


「ん?捜査モノか?捜査モノの漫画ならもういくらでもあるじゃん・・・」
「美少年モノ?・・・う〜ん美少年モノはちょっと・・・」
なーんて思ってしまわれた方。








それは大間違いだ
とんでもないバケモノ漫画だぞこれは!!!!!
((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル











『清水玲子の最高傑作』と謳われている漫画ですが
いっそ『少女漫画界の最高傑作』と言ってもいいと思います。
いろんな想いが溢れすぎて、どこをどうどう説明していいのやらさっぱりわかりません。
百聞は一見にしかず。実際に読んでみてください。




この作品は本当に素晴らしいです。
こんな奇才がいらっしゃったとは、思ってもみませんでした。
大胆な発想・緻密な心理描写・完成された絵などが共鳴し合って
漫画という名を借りた「世界」が繰り広げられています。

もしもこの漫画が、この漫画を構成している要素の
どれか一つでも欠けている漫画だったとしたら、
ここまでの傑作にはならなかったんじゃないでしょうか。




この漫画には、いろーんな『死体』がでてきます。
私はホラー&スプラッター系は全くダメなんで、最初に『死体』を見た時は、当然ビビりました。
が、その恐怖は一瞬でした。
こういう事を書いていいのかどうかわかりませんが、恐怖が一瞬でなくなった後、
その死体を「美しい」と思ってしまいました。
でも、その美しさが逆に、心の中に【狂気】と【恐怖】を強く印象付けるんですよね・・・。
・・・この人の画力は底知れない・・・と思いました。




「近頃なんだか漫画がおもしろくなんだよね〜」という人には、マジでおすすめです。
男性も、すごくハマれる漫画です。
いや、この作品は「おすすめ漫画」というよりは「死ぬまでに読むべき漫画」ですね。
何度も言いますが、実際に読んでみてください。





【秘密】を基に交錯するいろんな人たちの想い。
時には喜びであり、時には悲しみであり、時には希望であり、時には絶望であり。



あなたは他人の【秘密】を知りたいと思いますか?それとも守られるべきものだと思いますか?


くだらなさが笑いを誘う「食べれません」

風間やんわり先生著「食べれません」は、
デビュー作にして、現在もなお連載中(連載約13年)という長期4コマ漫画です。
私の大好きな「不条理系4コマ漫画」です。


食べれません 1 (1) ヤングマガジンワイドコミックス
食べれません 1 (1)   ヤングマガジンワイドコミックス


「不条理系」の漫画を紹介する時って、「シュール」「独特」など、
表現が結構被ってしまうので、うまい例えというのが難しいのですが。



例えば。
榎本俊二氏の「ゴールデンラッキー」が「は?えぇっ?」という笑いであるとして。
新井理恵氏の「×ーペケー」が「おいおいおい!」という笑いであるとしたら。
「食べれません」は
「ちょwwwおまwww」という笑いです。


的確かどうかはわかりませんが、
私自身は「あたし今すげーうまい事言った!」と思ってます(満足



読んだ事がある方はおわかりでしょうが、
あの「人間テトラポット」の
くだらなさと言ったらwwwwwww



だがこの『くだらなさ』が「食べれません」なのです。
くだらない故に、笑いのレベルがかなり高く、
ある意味、一度ハマるともう後戻りできませんwww

こんな漫画を10代の頃から描いてるってすごいよなー。
個人的に「疑問系で告白をする」というネタが一番好きです^^
たまに下ネタもあったりしますが、ヘタウマな絵が下品さを和らげているので
意外と女性ファンは多いんじゃないかと思います。



ちなみに。
やんわり先生はまだお若く(1977年生まれ)、なかなかのプリティフェイスです。
先生自身も、自分をネタにしていろんな事をされております
やんわり先生がどんどん脱いでいく
「脱衣パラパラ漫画(つか写真)」が忘れられません。
この人は、やっぱり「食べれません」の作者さんだなーと思いましたwww


↓やんわり先生のWEBサイトはこちら
●風間やんわり Official Web site


板垣氏にしか生み出せなかった漫画「メイキャッパー」

今日は板垣恵介氏の「メイキャッパー」を取り上げます。


メイキャッパー 1 (少年チャンピオン・コミックス)
メイキャッパー 1 (少年チャンピオン・コミックス)


「メイキャッパー」は、板垣氏のデビュー作です。
魔法のようなメイクテクニックを持って、あらゆる人物の人生を大きく変えていくというストーリー。
あえてジャンルを分けるのであれば・・・「メイク・バトル漫画」でしょうか??


目や口の中に指を突っ込んで・脳や骨格からメイクをするというメイクテクニックや、
「メイキャップ・ファイト」などの単語において、
おおよそ【メイク】という言葉からは想像できない、かなり奇想天外な作品です。
あまりにも奇想天外すぎて、真面目なのかギャグなのかがわかりません。
全くもって不可思議です。

が、その不可思議さが板垣クオリティ。
板垣氏が手がけたからこそ世に生まれた漫画であり、
板垣氏ゆえのオリジナル性が非常に高い作品
です。
この人以外、こんな漫画描けません(断言


板垣氏といえば「グラップラー刃牙」などの「バキシリーズ」
『漢(おとこ)の世界』を描き続ける作家さんですが、
「メイキャッパー」では、テーマが【メイク】なので、女性が多々登場します。
そういった意味では、板垣氏の作品の中では異色な漫画だと思います。

でも、内容においてはやっぱり『漢の世界』です。
すごいです。女性的なテーマでも、この人が描くともうそれはそれは『漢』です。
格闘シーンはないに等しいものの、ストーリー全体から、それが感じられます。
いやもぅ読めばわかります。すごいです。


そういえば、この「メイキャッパー」。
2008年冬に実写映画化されるそうです。
これ1989〜1991年の作品なので、なぜ今頃!?と驚きましたが、
映画化を決定した人たちの目の付け所は、なかなかいいと思います(上から目線すまんかった
この漫画の特徴である、あらゆる奇想天外なメイクテクニックを
実写でどう表現するのかは、注目に値すると思います。
ちなみに、映画のメイク指導担当はIKKOさん。
IKKOさんの手は「悪魔の手(デビルハンド)」に成り得るのか、という所も要チェックですな。



「メイキャッパー」は、
「板垣恵介という作家は、
いつでも何においても全力である」
という事がものすごく伝わる漫画
ですね。
何事においても研究熱心で手を抜かない、
とても真面目な、非常に一貫性のある作家さんだと思います。

もちろん「バキシリーズ」の方が知名度もあり、作品自体も面白いのでオススメですが、
単行本を揃える手軽さ・板垣氏のルーツという意味において、私は断然こちらをオススメします。
明らかに絵が女性向けではないので、女性はちょーっと抵抗あるかもしれませんが
板垣氏が編み出したメイク方法などは、結構興味深いですよ。
(実践できる・できないは置いといて。つかほぼ実践はできませんw)


この作品は「隠れた名作」の一つだと思います。
ご興味のある方は、ぜひこの漫画で『板垣ワールド』にどっぷり浸かっちゃってください。


このテンションの高さは何なのか「エクセルサーガ」

今日は六道 神士著「エクセルサーガ」について。


歯に絹を着せずに言いますね。





あまりのテンションの高さに、
読んでてものすごい疲れる漫画です。






初期から全く変わらぬテンションの高さ。
何で保ててるのかが不思議でしょうがない!
超ハイテンションギャグ漫画で、バレバレのパロディもあり、笑い死にます。
『火曜サスペンス劇場』のパロディは最高でした。



主人公・エクセルが所属する、世界征服を目論む理想推進機関『アクロス』が、
まず目指したのは「市街征服」。
それを阻止しようとする『市街安全保障局』との戦いの日々を描いた漫画です。
そういう漫画なんですけど、ちゃんと戦ってませんwww

エクセル・サーガ 19 (19) (ヤングキングコミックス)
エクセル・サーガ 19 (19) (ヤングキングコミックス)



これは有名なお話なんですが。

この漫画は「福岡県福岡市」を舞台としたお話で、
『アクロス』『ハイアット』『イルパラッツォ』『渡辺通』『住吉大丸』など、
登場人物の名前のほとんどは、すべて
福岡市に実在する建築物や地名が元ネタ
になっています。
(六道氏は福岡県太宰府市出身)

作中に出てくるお店も、ほぼ実在の商業施設のパロディなので、
地元の人間には・どこの店なのかが完全にバレバレです。
「ベター電器」のネタはやばかったwww
べ○○電器で何かイヤな事があったのだろうか六道氏。

私は福岡在住なので、ホテル・イルパラッツォ前を通る時は必ず
「ハイル・イルパラッツォ!」と心の中で叫んでいます。




そんで、これは「へっぽこ実験アニメーション」として
1999年にアニメ化されています。
アニメはもっと疲れます。カオスです。
テンション高い上にアクが強すぎ。むちゃくちゃです。やりたい放題です。
六道氏+ナベシン監督はある意味、最強タッグだと思います。

今、実験アニメーションに位置するのは「ハヤテのごとく!」になるのかな。
ナベシンさん・「ハヤテ」の演出担当されてますけど。
放送枠の関係もあるかもしれんが、ひどさはやっぱ「エクセルサーガ」が上www


声優さんが豪華という事でも、話題になったアニメでしたね。
昔は声優さんをあんまり意識してなかったのからわからんかったけど、
さっきニコを見てて気が付いた。
イルパラッツオ様はヒムロッチ(子安氏)だったのかwww
イメージ合いすぎwww

主人公・エクセルを担当していた声優さんは、
当時「美少女戦士セーラームーン」の月野うさぎ役で大ブレイクしていたため
このエクセルは、一部では「壊れたセーラームーン」と大評判でした。


興味がある方は、ちらっと↓観てみてください。うさぎちゃん壊れてます。
トップの画像は、イルパラッツォ様です。




何て言うんでしょう。
読んでて疲れますけど、ハマると抜け出せなくなる面白さが、
しれ〜っと目一杯!凝縮された漫画
ですね、これは。

福岡にお住まいの方には、一度だけでもいいので
この漫画に目を通される事をオススメします^^


Appendix

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ブロッサム☆イノウエ

Author:ブロッサム☆イノウエ
→詳細プロフはこちらから

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